2012年5月25日金曜日

金環日食で太陽の半径測定、誤差わずか20km



 国内の天文学者らは21日の金環日食を利用して太陽の大きさを測定した。24日、太陽の半径は69万6010キロ・メートルだったと発表した。


 誤差は20キロ・メートル前後で、史上最高の精度だという。

 太陽は光が強いため輪郭の位置を観測しにくく、国際天文学連合は、太陽半径を大雑把な値として69万6000キロ・メートルと定めている。

 測定には、太陽と月の縁が重なったときに月表面の凹凸から光が漏れる「ベイリービーズ」という現象を利用した。日本の月探査衛星「かぐや」による月表面の地形データも利用して、太陽の縁の位置を精度求めた。

 太陽の大きさは変動しているという説もある。今回求めた半径は、観測に成功した国内11か所のうち2か所のデータを利用したが、国立天文台の相馬充助教は「他のデータも入れて計算すれば、さらに精度が高まる。今後も日食のたびに大きさを計算し、太陽の大きさがどう変動しているのか確かめたい」と話している。

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