2012年5月23日水曜日

「3秒ルール」は迷信か!?

 食べ物をポロっと床や地面に落としてしまった時、「3秒ルールだから大丈夫」という迷信は、日本だけではなく世界各地にも存在している。海外などでは3秒ルールではなく5秒ルールの場合もあるのだが、実際にどうなんだろうか?床に落ちた物を食べ大丈夫だろうか?マンチェスター・メトロポリタン大学が調べた。 


 その結果、ものによってはセーフで、ものによってはアウトと判断された。下からが「3秒ルール」の実験である。


 実験では、水分含有率の異なる、「ジャムの付いた一切れのパン、パスタ、生ハム、ビスケット、ドライフルーツ」の5種の食品を使用し、それが床に落ちてしまった場合の汚染状況について研究を行った。これらを3、5、10秒間床に置いて、その後で、どれくらいバクテリアの攻撃を受けたかを比較して分析を行うというものである。

 その結果、塩か砂糖を多く含む食品はより安全であり、人間に有害なバクテリアによって汚染されている可能性が低いという結論たった。塩や砂糖をたくさん含む加工食品についても同様である。すなわち、生ハムやパンとジャムは、研究者たちが床の上に落として実験の前と後で汚染の程度を比較しても、最大限の安全性を記録したそうだ。

 ビスケットもある程度の安全性を示した。床に10秒間放置されて、まったく汚染されていなかったのだ。理由としてあげられるのは、水分含有量が非常に低いことが、バクテリアの繁殖に不利な環境をつくり出しているからであろう。



 一方、ドライフルーツと茹でたパスタは、たったの3秒でクレブシエラ菌によって汚染された。このクレブシエラ菌は、肺炎から尿道、小腸、人体の軟質部一般に炎症を起こすことから生じる敗血症まで、さまざまな病気を引き起こす可能性がある、まさにキラー・バクテリアである。

 ということで、結論から言えば、水分含有量の少ない、しかも塩や砂糖を多く含む食品は3秒ルールにおいて問題はないということになる。ただし床の状態も深く関係してくるとは思う。しかし、それほど神経質になる必要のない食品もあるということだ。

 日本は世界からも「綺麗好きだ」といわれるが、そのためか海外にいくと、お腹を壊すことが多いようだ。アメリカなどでは家の中は土足で床はきたないと思うが、落ちたクッキーを平気で口にする子どもたちを見てギョギョギョと思うことがあったが、あれはあれで意外と平気だったわけだ。

 

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